団地のトイレ(型:C417R)にはウォシュレットが無く、冬場は冷たい便座で悩まされていました。自分でウォシュレットを取り付けられないか試行錯誤して、取り付けることができたので、その時の記録です。
取り付け方、手順について写真を交えて、最初から紹介いたします!
DIYとして、自分で作業をやる関係上、失敗などがあるかもしれません。その点についてはご注意お願いします。
取り付けミスなどによる動作不良などは個人責任でお願いいたします。
それでは、取り付け方、手順について紹介していきます。まず初めは取り付け可能確認・ウォシュレットの事前準備からです。
目次
まず、ウォシュレットが取り付けられない便器もあるため、ご自身の家庭にあるトイレの型番を確認します。
私の場合、型番は便器の床付近にありました。(確認した結果、私の家のトイレはC417Rでした。団地は417Rが多いいかもしれません。)
以下のサイトが型番を探すときの参考になりました。
リンク:”TOTO 便器・タンク品番から取付可能なウォシュレットを探す”
※外部リンクに飛びます。
型番が分かれば、取り付け可能かをインターネットで検索します。TOTOの便器である場合、下記リンクで確認することができます。
リンク:”TOTOのウォシュレットに組み合わせできる便器⼀覧”
※外部リンクに飛びます。
取り付けが可能である便器であることを確認した後、
次に、トイレ室内の寸法を確認して、取り付け可能かを確認します。TOTOのページリンクも記載しておきますので、皆さん事前に確認してください。
リンク:”TOTOのウォシュレット取り付け可能トイレ寸法”
※外部リンクに飛びます。
トイレ内寸法、便器に取り付け可能なことを確認したら、取り付け工具・ウォシュレットを用意します。以下内容は私が実際に購入した工具・ウォシュレットです。
ほかにもプラスドライバ、マイナスドライバ、スパナ、モンキーレンチ、雑巾などが必要になるので、必要に応じて100円ショップ等で購入してください。
ウォシュレットを操作するために操作用リモコンを壁に取り付ける必要があります。しかし、団地を含めた賃貸では、壁へ勝手に穴を開けることを避けたいはずです。その場合、壁に穴をあけることなく取り付けられる専用のリモコン台を用意することで対応できるのでオススメです。
簡単に言うと、トイレットペーパーホルダーと壁の間に専用リモコン代を挟むイメージです。
まずは専用のリモコン取り付け台を購入します。
Amazonや楽天市場で購入することができます。
実物の写真は(写真1)です。取り付け用の台とネジが付いてきます。付属のねじは最後、リモコンを取り付けるときに使うので、無くさないように注意してください。
(写真1-2)が実際に家にあるトイレットペーパーホルダーです。このトイレットペーパーホルダーに専用リモコン台を取り付けていきます。
まずは赤丸で囲まれた3ヶ所にネジがあるので、ネジを全て取り外します。
(写真1-3)がネジを3つ外した様子となっています。ネジは大変無くしやすいので、紛失に注意してください。
(写真1-4)のように今回購入した専用リモコン取り付け台にも3箇所の穴が空いています。壁とトイレットペーパーホルダーでこのリモコン取り付け台を挟むようにして壁にねじ止めを行います。
(写真1-5)がリモコン取り付け台を設置後の写真です。赤丸で囲んだ三箇所をネジ止めしました。
ネジ止めするコツとしては、ネジを回す時はネジを押す力を7割、回す力を3割の比率で行うのネジの溝がなく無くなりにくいです。
ネジは適当な位置に取り付けられていることが多く、いきなり一か所のネジを完全に止めると、他のネジ穴がうまく合わず、入らないことがあります。その場合は、3つのネジを緩く均等に止めて位置合わせしてから、3つのネジを最後まで完全に止めるようにしてください。
これで、専用のリモコン取り付け台の設置は完了です。次に、ウォシュレット付き温水便座を取り付けていきます。
まずは、トイレ(型番:C417R)の便座部分を外していきます。
(写真6)の赤く囲まれた箇所がねじとなっていて、裏側がプラスチックのナットで固定されることで、便座が便器にくっついています。なので、裏側で固定されているプラスチックのナットを外して行きます。
(写真2-2)がそのプラスチックナットです。便器の裏側?に2箇所あります。最初に紹介した専用の取り外し工具があると外しやすいのでオススメです。
(写真2-3)が専用工具の写真です。赤色の矢印で指している個所がナットをはめる箇所となっていて、こちらをナットにはめて、回すことで外すことができます。
(写真2-4)がナットを回して、便座を外し終えた時の写真です。この二箇所の丸い穴に対して、新しく買ったウォシュレットの付属であるウォシュレット付き便座の取り付け台をはめ込みます。
(写真2-5)がウォシュレット付き便座の取り付け台です。赤く囲った箇所が(写真9)の二箇所の穴にはいります。取り付け台は前と後ろで向きがあるので、取り付け方向には注意が必要です。
(写真2-6)がウォシュレット付き温水便座を取り付けた様子です。取り付け台に対して、赤い矢印の方向に便座を押し込むことで、取り付けることができます。
ウォシュレットを動作させるために、水回りの取り付けを行います。
取り付ける前に、トイレや家の水道弁を閉めてください。
安全のため、水回りの作業をするときは、トイレにある個別の水道弁と家のおおもとにある水道弁をどちらも必ず閉めるようにしてください。
トイレのタンクに繋がる水道弁を閉めた状態でタンク内の水を空にするために、トイレのレバーを上げて、タンクから水を流します。流し終えて、空になったことを確認した後、配管を外していきます。
(写真3-1)の赤丸で囲った箇所が、配管を接続している個所で、ナットで固定されています。このナットを回して、トイレのタンクとつながっている配管を外していきます。配管の中には水が少し残っているため、配管を外すと、水が少し出てきてしまいます。そのため、赤い矢印の先にあるように配管近くの床はタオルなどで水が吸えるように置いておいた方が良いです。
(写真3-2)が先に配管の上側にあるナットを回して外した時の様子です。配管のナットを回すとタンク内の部品も回ることがあるので、タンク内の部品を手で押さえて、ナットを回すようにしてください。
次に、配管の下側にあるナットを回して、配管を外します。
(写真3-3)が配管の下側にあるナットも回して、配管をすべて外した時の様子です。配管内に残った水が出てきたので、タオルやぞうきんを置いて正解でした。
次に、ウォシュレット取り付け用の配管を取り付けていきます。
(写真3-4)が今回新しく買ったウォシュレット取り付け用の配管に対して、タンク側の方を取り付けた様子です。配管のナットを回すことで、配管を取り付けることができます。
注意点としては以下の2点です。
・取り付ける際は必ず、タンク内にある部品が回らないように抑えながら固定してください。タンク内にある部品が回転してしまうと、トイレのレバーがうまく動かないなどの不具合が発生してしまいます。
・配管を取り付ける際は、配管の先にゴムブッシュがあることを確認してから取り付けてください。無い場合は水漏れの原因になります。
次に、ウォシュレット付き便座とつながっている分岐弁を水道管側の配管に取り付けていきます。
(写真3-5)が便座とつながっている配管です。赤い矢印の先にある青いリング(ゴムブッシュ)があることを確認してください。確認した後、水道管側の配管とくっつけて、ナットを回すと固定できます。
(写真3-6)がウォシュレット便座とつながっている分岐弁と水道管側の配管をつなげた時の様子です。赤丸で囲った箇所のようになればOKです。
次は、タンクと繋げた配管とくっつける作業です。
次に、分岐弁とタンク側に取り付けた配管を接続していきます。接続する前に、タンク側に繋げた配管の先に(写真3-7)の赤い矢印の先にある黒いリング(ゴムブッシュ)があることを必ず確認してください。
確認した後、便座とつながった配管に取り付けています。配管側がナットになっているので、ナットを回して分岐弁と接続します。
(写真3-8)の赤丸で囲われた箇所が、配管と分岐弁を接続したときの様子です。
なお、配管が長すぎる場合は(写真19)のように配管が輪を描くように軽く丸めて繋げてください。
配管があまりにも急に曲がっていると水の通りが悪くなるので、大きな輪を作るように注意してください。
これで、水回りの設定は完了です。次に、ウォシュレットを動かすために、電気の配線を行います。
まず初めに、アースの接続を行います。トイレは水回りになっているので、漏電による感電等を防止するため、必ずアースに接続してください。
(写真4-1)がウォシュレットに繋がっているコンセントです。緑色の線がアースに繋げる線となっています。
まずは、アース線を接続するために、緑色の線(被覆)を切り、(写真4-2)のようにして、銅線だけが先にある状態にします。
銅線を切った状態(被覆を剥いて、銅線がむき出しになっている状態)にした後、タップ側にあるアース接続箇所に接続していきます。
(写真4-3)タップ側には赤丸で囲ったようなアースをつなげる箇所があるかと思います。マイナスドライバを使って、ねじを緩めて、アース線をさせるようにします。
緩めた後、ウォシュレットに繋がっているアース線を金属の板の間に差し込むように挟んで、マイナスドライバを使ってねじを回して、固定します。
(写真4-4)がアース線を固定した時の様子です。
アース線をつなげた後、ウォシュレットのコンセントプラグを差し込みます。
差し込むと(写真4-5)の赤い矢印の先にあるように赤いランプが点灯するかと思います。この状態になると電源が繋がっている状態となっています。
繋げた後はまず最初に、漏電対策の機能が動くのかを確認します。(写真4-5)にある”切”と書いてある箇所の近くにあるネズミ色のボタンを押します。(写真4-6)のように赤いランプが消えることを確認します。消ランプが消えたことを確認したら、真ん中にある”入”のボタンを押して、再度電源を入れます。
(今後、使っていく中で、ランプが消えてたら、このボタンを押しなおしてください。それでも再度消えるようなことがあったらTOTOさんに相談した方が良いかもしれません。)
電源を入れなおした後、便器のランプが(写真4-7)のように点灯していることを確認します。
これで、コンセントの接続は終わりです。あとはリモコンと設置と最後にウォシュレットの動作確認だけです。
購入した時に、ウォシュレットのリモコンも一緒についているかと思います。
(写真5-1)が梱包されているリモコンです。プチプチと電池を外して、リモコンを取り出します。
(写真5-2)が取り出したリモコンです。裏側にリモコン取り付けの台があるので、スライドさせて外します。
リモコン台をスライドさせて、取り外すと、(写真5-3)の赤い矢印の先に電池を入れる箇所が出てきますので、カバーを外して、付属の電池を入れます。
(写真5-4)が電池カバーを外して、電池を入れた時の様子です。電池の向き(プラスとマイナスの向き)に注意して、電池を2個入れます。入れた後は電池カバーを再度取り付けます。
次に、リモコン設置台を取り付けていきます。
一番最初の工程で、専用のリモコン取り付け台を設置したかと思います。その専用台にはねじ穴が三つあり、リモコンにも付属していた台にもねじ穴が3つあるはずです。(写真5-5)のようにそれぞれの穴に対して、プラスドライバを使ってねじ止めします。(ねじは、専用のリモコン取り付け台に付属しています。)
リモコンに付属した台を取り付けた後、最後にリモコンをスライドさせながら(写真5-6)のようにリモコンを取り付けます。
リモコンを取り付けたら、最後はドキドキの動作確認です。
まず最初に家全体の水道弁を開けます。
※決して、トイレ付近にある水道弁を先開けないでください。配管に接続ミスがあったときに、対応ができないためです。
次に、トイレ近くにある水道弁を開けます。我が家の水道弁は(写真6-1)の箇所にあります。開けるときは少しずつ開けるようにしてください。もし、水漏れがある場合はすぐに水道弁をしめて、水漏れしている配管の接続確認をします。
水道弁を開けて、水漏れが無いことを確認した後、ウォシュレットの動作確認をします。
動作確認の方法としてはタオルを事前に準備して、ウォシュレットの水が出るところにタオルをかぶせるようにあてながら、ウォシュレットを動かして、水ができること確認します。
ウォシュレット便座は座っている時しか動作しないようになっているので、便座を手で押さえつけながら動かしてください。
ウォシュレットの動作が確認ができたら、これで取り付け完了です。意外と素人の自分でも取り付けることができました。